長作の宿 なかだ屋
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温泉分析表
温泉分析書
(鉱泉分析試験法による分析)
(中No.13-112号)
1.申請者 住所:岐阜県吉城郡上宝村大字一重ヶ根681
氏名:北アルプス観光開発株式会社 代表 岡田春蔵
2.源泉名及び湧出地 源泉名:北アルプス観光1号泉
湧出地:岐阜県吉城郡上宝村大字一重ヶ根宇一宝水200-121
3.湧出地における検査及び試験成績
(1)調査及び試験者 社団法人長野県薬剤師会 検査センター 第二課長 清水正
(2)調査及び試験年月日 平成13年9月11日
(3)泉温 51.4℃(調査時における気温22℃)
(4)湧出量 615L/分(掘削による動力揚湯)
(5)知覚的試験 ほとんど無色澄明、炭酸味・鉄味・微硫化水素臭を有す。
(6)水素イオン濃度 pH6.1
(7)ラドン(Rn) 未測定
4.試験室における試験成績
(1)試験者 社団法人長野県薬剤師会 検査センター 第二課長 清水正
(2)分析終了年月日 平成13年9月19日
(3)知覚的試験 微黄白濁を呈し、炭酸味・鉄味・微硫化水素臭を有す。
(4)密度 1.0006(20℃において) 0.9988(20℃/4℃)
(5)水素イオン濃度 pH6.10
(6)蒸発残留物 553mg/kg(乾燥温度110℃)
5.本水1キログラム中に含有する成分、分量及び組成
(1)陽イオン成分 ミリグラム
(mg)
ミリバル
(mval)
ミリバル%
(mval%)
(2)陰イオン成分 ミリグラム
(mg)
ミリバル
(mval)
ミリバル%
(mval%)
水素イオン
リチウムイオン
ナトリウムイオン
カリウムイオン
アンモニウムイオン
マグネシウムイオン
カルシウムイオン
ストロンチウムイオン
バリウムイオン
アルミニウムイオン
マンガンイオン
鉄(U)イオン
鉄(V)イオン
銅イオン
亜鉛イオン

0.8
94.3
13.7
0.03
10.7
35.5
0.2
痕跡

0.6
4.6


痕跡

0.12
4.10
0.35
0.002
0.88
1.77
0.005


0.02
0.16



1.62
55.35
4.73
0.03
11.88
23.89
0.07


0.27
2.16


フッ素イオン
塩素イオン
臭素イオン
ヨウ素イオン
亜硝酸イオン
硝酸イオン
水酸イオン
硫化水素イオン
硫酸水素イオン
硫酸イオン
リン酸二水素イオン
メタ亜ヒ酸イオン
炭酸水素イオン
炭酸イオン
メタケイ酸イオン
メタホウ酸イオン
1.1
72.6
0.2
0.2



0.03

27.5
0.6

288.6


0.06
2.05
0.003
0.002



0.001

0.57
0.006

4.73


0.81
27.62
0.04
0.03



0.01

7.68
0.08

63.73


陽イオン 計
160.4
7.41
100
陰イオン 計
390.8
7.42
100
(3)非解離成分
ミリグラム
(mg)
ミリモル
(mmol)
メタケイ酸
メタホウ酸
メタ亜ヒ酸
リン酸
硫酸
126.1
7.5
0.14

1.61
0.17
0.001

非解離成分 計
133.7
1.78
溶存物質(ガス性のものを除く)685.0mg/kg
 
(4)溶存ガス成分
ミリグラム
(mg)
ミリモル
(mmol)
遊離二酸化炭素(遊離炭酸)
遊離硫化水素
423.0
0.2
9.61
0.006
溶存ガス成分 計
423.2
9.62
成分統計1108mg/kg
(5)その他の微量成分
総水銀 不検出 (0.0005mg/kg未満)
不検出 (0.01mg/kg未満)
カドミウム 不検出 (0.005mg/kg未満)
総クロム 不検出 (0.02mg/kg未満)
6.泉質 単純温泉(中性低張性高温泉)
7.禁忌症、適応症等  (「温泉分析書別表」中5に記載する。)
平成13年9月20日
長野県松本市旭2丁目10番15号 社団法人 長野県薬剤師会 会長 工藤 義房

温泉分析書別表
1.源泉名 北アルプス観光1号泉
2.源泉所在地 岐阜県吉城郡上宝村大字一重ヶ根宇一宝水200-121
3.申請者 岐阜県吉城郡上宝村大字一重ヶ根681
北アルプス観光開発株式会社 代表 岡田春蔵
4.泉質 単純温泉(中性低張性高温泉)
5.療養泉分類の泉質に基づく禁忌症、適応症等は次のとおりである。
浴用の禁忌症 
  一般的禁忌症 急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(とくに初期と末期)
  泉質別禁忌症
浴用の適応症 
  一般的適応症 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
  泉質別適応症
入浴の方法及び注意事項 
ア、 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日あたり1回程度とすること。その後は1日あたり2回ないし3回までとすること。
イ、 温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。
ウ、 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり(湯さわりまたは浴湯反応)が現れることがある。「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ、または入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。
エ、 以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。
  • 入浴時間は、入浴温度により異なるが、始めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。
  • 入浴中は運動浴の場合は別として一般には安静を守る。
  • 入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない(湯ただれを起こしやすい人は逆に入浴後真水で身体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。
  • 入浴後は湯冷めに注意して一定期間の安静を守る。
  • 次の疾患については、原則として高温浴(42℃以上)を禁忌とする。
    高度の動脈硬化症、高血圧症、心臓病
  • 熱い温泉に急に入るとめまい等をおこすことがあるので十分注意する。
  • 食事の直前・直後の入浴は避ける事が望ましい。
  • 飲酒しての入浴は特に注意する。
飲用上の注意事項
ア、 飲泉療養に際しては、温泉について専門的知識を有する医師の指導を受けることが望ましいこと。
イ、 温泉飲用の1回野量は一般に100mlないし200ml程度とし、その1日の量はおおむね200mlないしは1000mlまでとすること。
ウ、 強塩泉、酸性泉、含アルミニウム泉および含鉄泉はその泉質と濃度によって減量し、又は希釈して飲用すること。
エ、 以上のほか、飲用については次の諸点について注意すること。
  • 一般には食前30分ないし1時間がよい。
  • 含鉄泉、放射能泉及びヒ素またはヨウ素を含有する温泉は食後飲用する。含鉄泉飲用の直後には茶・コーヒーなどを飲まない。
  • 夕食後から就寝前の飲用はなるべく避けることが望ましい。


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